朱烈の氣学考察

氣学と干支九星の理論と四方山話のページです。

2016年03月

方位の見方

方位の取り方には、色々ありますが、特殊な方法として、先ず取る方位と季節の関係を見ます。使う方位と季節の関係です。
そして次は、使う方位について中宮の干支から見た十二運を見ます。
次は、使う人の本命と使う方位の関係を見ます。
最後は、使う方位の宮がどの様な宮なのかを見ます。
最後にこれを総合して取る方位を判断します。
これを九星と合わせます。
この方法は、今では、ほとんど消えかかった方位取り法です。
それだけ実際には、使うのが難しいと言う事です。

干支九星と気学の最大の違いは、やっぱり鑑定盤ではないでしょうか。
九星の他に干支が回るか回らないかと言う事もありますが、これの方が大きいと思います。

鑑定盤と言うのは、相談事があった時や、メールが来た時等に年月日時の盤を立てます。日時盤だけでもかまいません。
これは、所謂占筮したのと同じよう事です。
干支九星では、この鑑定盤に相談事を聞き答えを出します。
これが、全ての鑑定のポイントです。
方位がはっきりしない時もこの鑑定盤に聞きますと、不思議なくらいしっかり答えを出してくれます。
ただ、鑑定者の調子が悪い時や、また聞きの話、相談者が真剣でないと、不思議と精度がおちます。
吉凶が良くわからないと言う場合は、盤を見落としている場合や、干支を良く見ていない場合が多くあります。

一方、気学は、原則的には、相談があったときではなく、その現象が起きた時、初めてあった時を聞いて、そのとのの盤を立てて鑑定します。
この時、普通は、同会法を使います。
気学は、年月盤が、主流です。
もちろんそれ以外の盤も使いますが。
どの盤を同会するかは、占い師によります。
だから、相談者の記憶があやふやだと、鑑定が狂う事があります。

あとは、日時盤で挨星法の要領で卜占盤を作って、易卦をだして占ったりもします。
そして達人になると、話しの内容から、星を取って易占します。

まあ、こう書くと気学のも結構卜占出来るかな?と思いますますが、実占すると、はるかに干支九星の方がやりやすいです。
ただ、干支九星の鑑定盤が読めないと言う場合は、得てして事象が読めない事が多い様です。
こらは、訓練しかありません。

それと、気学以前の九星術も四盤掛け等で卜占していましたので、この鑑定のやり方については、その時代によって占い師が工夫を凝らしてきていたのが良くわかります。
あとは自分に合う方法をチョイスするだけです。

鑑定をする時、どうしてもいい様に考えてしまい、失敗する事があります。
自分でも出来れば、余り悪い事は、言いたくないと言う気持ちが無意識に働いてしまうからです。
しかし、後から状況がわかって答え合わせをすると、やっぱり、この破が効いてるか?
と言う事があります。

ついつい相談者の気持ちを勝手に考えてしまい、鑑定が甘くなってしまい失敗する悪い例です。
こう言う時、難しいですが、如何に鑑定者が冷静に、また、非情になれるかがポイントです。余り相談者の立場は、考えない方が当たります。
あくまで鑑定盤を占い師は、読むだけで、鑑定盤から、一歩も出ない。
基本中の基本です。

まあ、それがなかなか出来ないから人間なんですが。

コツコツと鑑定をして行くしかこう言うこは、乗り切れません。

なんかのドラマで「ウチは、100%の診断をだしますよ。」なんていうセリフがありましたが、そうな事占いでも言えたら良いですね。不可能ですけど。

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